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【本】『僕の妻はエイリアン』 

更新がとどこおりがちですが,
最近読んだ本の中から,おもしろかったものを1冊。

僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫 い 93-1)僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫 い 93-1)
(2008/06/30)
泉 流星


著者は,高機能自閉症(アスペルガー症候群)の女性で,
この本は,

 ・「高機能自閉症の妻の生態を,夫の側から語る」

 ・というスタイル・文体で,妻が書いている,

という(意味わかりますでしょうか?(^^;))
ユニークな本です。

一般に,アスペルガー症候群の人は,
他人の立場に立って考えたりする能力が苦手なので,
この本(「夫から自分はどう見えるのか」を考えて書く)は,
すごいことなのです。
実際,執筆にはものすごく苦労したそうです。

でも,とてもユーモラスで,読みやすい本です。


読みやすいのは,

 ・暗さ

とか,

 ・福祉くささ?

みたいなのが,詰まっていないからです。

著者には,
「障害だから」という理由の〈甘え〉や〈暗さ〉がありません。

  自分のオリジナルな個性を把握して,
  それに対して,情報を集め,工夫して乗り越えていく

という,とても自立した基本姿勢があります。
(これは,あとがきによると,両親の教育が大きかったよう)

だから,とてもさわやかに読めます。


ぼくは,仕事がら,障害者の方とも接する機会があるので,
彼ら彼女らが,どういう世界をみているのか,
興味があって,手にとりました。

あくまで,当事者の書いた1ケースなので,一般論として読むのはあれですが,
専門書だけでは伝わりにくい,

 「発達障害」って,実際のところどんなものか

という感触をつかむのには,よい本だと思います。


「死なないこと,たのしむこと,世界を知ること」
彼らの見ている,世界を知ること。



【関連図書】
 泉さんは,他にも何冊か著作あり。

地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる
(2003/11)
泉 流星

エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群
(2008/01)
泉 流星



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